2020.08.30ブリッジ治療は数年後に必ず起こる悲劇があります。
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯を失った時
一番多く選択される治療が「ブリッジ治療」です。
ある患者さんは抜歯した1本の歯を補うために
ブリッジ治療を受けられていました。
ブリッジ治療とは失った蛇の両隣の歯を削り取りその歯を土台として人工の歯で
「橋わたし」のようにつなぐ治療法です。
橋わたしのようにつなぐので「ブリッジ」と言います。
ブリッジ治療の最大のデメリットは
失った歯の両隣の歯を虫歯でもないのに、健康な歯なのに
大きく削り取る必要があるということです。
ブリッジ治療をしてしばらくは
問題ありません。
しかし数年後に必ずブリッジ治療の悲劇がやってきます・
その時はじめてご自分が受けたブリッジ治療というものが
一体どういうものだったのか?ということを
身をもって知らされるのですが
その時はもうあとの祭りです。
この患者さん、その後、どうなったでしょうか?
ブリッジ治療を受けられた方は
ほぼ同じ運命をたどります。
ブリッジ治療をするために
土台にした両隣の歯が痛みはじめました。
ブリッジ治療にするために
両隣の歯を大きく削り取っているため
神経に近くなっています。
神経に近くなっているので
痛みがでるのもはやいです。
痛みが出た段階になってしまうともはや
「残念ですがもうこの歯の神経は抜くしかありません」
ということになってしまいます。
ご存じないかもしれませんが
歯の神経を取ってしまうとその歯は死んだ歯になります。
強度は生きている歯の10分の1まで落ちます。
枯れ木と同じですので
ほんのわずかの噛む力で
ポキッと折れてしまいます。
あの時、ブリッジ治療を選択し
虫歯でもない健康は歯を
ブリッジ治療の土台にするからということで
大きく歯を削り取ってしまったことが原因で
数年後、両隣の歯の神経を抜かなくてはいけなくなってしまったのです。
これは決して珍しい話ではありません。
今日も日本中の歯科医院で行われている
ブリッジ治療のお話です。
まずは最初に知って欲しいのです。
ブリッジ治療とは一体どういうものなのか?
2020.08.29矯正治療を受けた数年後、歯並びが崩れ顎がカクカク音がするようになってきた
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
とても多いご質問ですので
お答しておきますね。
子供のころに
受け口や
不正咬合
過蓋咬合などで
歯の矯正治療をお受けになった方は多いかと思います。
矯正治療は
「はい、終わりました」と矯正治療が終了しても
継続的に歯を固定する
保定装置(マウスピース)をし続ける必要があります。
寝ている時は
特に保定装置は必須です。
歯は一生動き続けます。
そのことをご存じない方がとても多いのです。
でも、考えてみて下さい。
矯正治療ではほんのわずかな力で
歯を動かしていきます。
簡単に動きます。
簡単に動くということは
一度キレイに揃えても
そのあと何もしなければ
簡単に
あっという間に
キレイに揃った歯並びは崩れるのです。
また、矯正治療をお受けになる場合には
吉本歯科医院ではかならず
親知らずのお話をします。
親知らずをお口の中に残したまま
矯正治療をしたならば
将来かならず
歯並びが崩れてきます。
歯並びが崩れるだけではなく
健康な隣の歯やその隣の歯たちまで
ドミノ倒しのように破壊していきます。
歯は一生動き続けます。
一生動き続けるのであれば
一生、歯を固定する手立てをたてなくてはいけないのです。
その場だけ
その時だけ
きれいに歯が揃えばいい
というわけではありません。
あなたの歯は一生あなたの口の中にあり
食べることを支え続けていくものです。
歯並び=かみあわせ
ではありません。
歯の最も重要な機能は「きちんと噛める」ということです。
矯正治療をお受けになる場合には
まずは、「歯は一生動く」ということをお知りになったうえで
スタートさせて下さい。
2020.08.28入れ歯のバネをひっかけた歯はまもなく揺れ始めます。
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
部分入れ歯をお使いの方は
きっとこのようなお悩みを抱えているのではないでしょうか?
しゃべりにく
しっかり噛めない
美味しく食べられない
食べ物の味がしない
入れ歯の金属の引っ掛けバネが見た目気になって恥ずかしい
入れ歯が臭くなりやすい
何度作り替えても2~3年でダメにある
右のバネをひっかけたら左が浮き上がり
左のバネをひっかけたら右が浮き上がり
入れ歯がちゃんと入れられない
このようなご相談は
毎日のように頂きます。
抜けた歯が多くなると
ブリッジ治療はできなくなります。
インプラント治療は嫌だとなると
入れ歯という選択肢になります。
吉本歯科医院では、入れ歯はおすすめはしていません。
残念ながら保険治療で入れる入れ歯の異物感は
入れた方でないとわからないと思いますが
その違和感はすごいものです。
それでも
「毎日使っていたら慣れてきますので
頑張って使って下さい」と
歯医者さんでは言われ続けます。
患者さんは困り果てるだけ、です。
異物感や見た目は
100歩ゆずって我慢できたとしても
このような部分入れ歯には
知らされていないデメリットがあります。
①クラスプをかけてある金属をかけている歯がダメになる。
入れ歯のバネをかけた歯はかなりの高確率で虫歯になることと
毎回のお食事の際に、揺さぶられ横揺れの力で歯が揺れ始めます。
くぎ抜きのように健康な歯が揺さぶられるのです。
歯にとって最もダメなのは横揺れの力なのです。
縦よりも横が怖いのです。
横に揺さぶられ続けた歯はどうなりますか?
そうです。
しだいに、揺れ始めます。
グラグラと揺れ始めて
そして最後には抜け落ちます。
歯を失うのです。
②入れ歯を支えている骨が破壊されやせ細っていく。
衝撃的なことですが、これは事実です。
入れ歯をつけることにより
歯茎は1年で約0.5ミリやせ細っていきます。
10年では5ミリもやせ細ります。
入れ歯を使っていることでご自分の顎の骨がやせ細っていくなんてご存じない方がほとんどです。
歯を失ったから
入れ歯を作ったのに
その入れ歯が凶器になり
他の健康な歯や骨をどんどん破壊していきます。
その事実をご存じない方がほとんどです。
それでも入れ歯がなくならないのは
保険治療が適用されるという費用面の問題です。
そしてもうひとつは手っ取りはやく見た目が回復できるから、です・
しかし、そのデメリットははかりしれません。
人生100年という今の時代に
このような入れ歯装置を「あたりまえ」のように
受け入れなくてはいけない状況は
いかがなものかと私は思います。
ご自身が入れ歯になり
かめない状態になり
何度作り替えても合わなくなってくる
そして最後には
土台となる骨が破壊され
入れ歯装置さえも
いれられなくなる。
そんな状態になってはじめて気が付いても
遅いのです。
入れ歯とはどういうものか
先にちゃんと知っておいて欲しいのです。
2020.08.25マウスピース矯正で上の前歯のすきっ歯を治したい
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
マウスピース矯正のご相談が増えています。
多い順番です。
①上の前歯がすき間があるので(すきっ歯)治したい。
②上の前歯が出っ歯になって飛び出ているのを引っ込めたい。
③上の前歯がガタガタしているのをまっすぐに揃えたい。
前歯は特に目立ちます。
ですからどの患者さんも
「下の歯はいいので、上の前歯だけ
どうにかキレイに揃えたいんです」
とおっしゃられます。
しかし、歯というものは
前歯なら前歯だけ動かせばいいという
そのような単純なものではないのです。
歯は一生動き続けます。
吉本歯科医院では
そもそも
①上の前歯がすきっ歯になっている原因は?
②上の前歯が出っ歯になっている原因は?
③上の前歯がガタガタになっている原因は?
その原因を突き止め
原因そのものを取り除き
その後、かみあわせの治療を行います。
かみあわせを無視して
前歯の見た目だけをキレイにしようとすると
後が悲惨です。
マウスピース矯正は、数ミリ程度の軽度の改善に有効な治療です。
しかし、症状によってはマウスピース矯正のみでの治療は適応できない可能性もあるのです。
まずは一度、診断をお受けになり、どのような咬合改善の治療があるのかご相談下さいね。
2020.08.24治療した歯の寿命は?何年もちますか?
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
虫歯になり歯医者に行き
悪い部分を削って詰め物や被せ物やブリッジをして
歯が入れば治療はおしまい。
ああ、やっと歯が治った。
そう思われている方はとても多いです。
歯医者で治療した歯の寿命は何年くらいもつか
ご存じですか?
こんな話をすると
患者さんは「え??」と驚かれます。
実はほとんどの患者さんはご自分が受けた歯科治療の耐久性をご存じありません。
治療する歯の寿命を知らずに歯を削って詰めたり被せたりブリッジをしたりしていることが
ほとんどです。
これはよくある歯科医院での出来事です。
ある患者さんは歯を1本抜歯しなくてはいけない状態になっていました。
抜歯した1本の歯を補うための選択肢としてブリッジ治療を選択しました。
ブリッジ治療とは失った歯の両隣の歯を削り、
その歯を土台として人口の歯で「橋げた」のようにつなぐ治療法です。
ブリッジ治療では両隣の健康な歯を虫歯でもないのに大きく削る必要があります。
見た目は自分の歯と同じように再現されるため、
歯を失った方はこのブリッジ治療を選択されることは多いです。
しかし、ブリッジ治療を選択された方は
数年後に必ず悲劇がやってきます。
その時はじめてご自分が選択した「ブリッジ治療」とはどんなものだったのか?
ということをい知らされるのですが、もはや後の祭りです。
次の図をご覧ください。
【インレー・クラウン・ブリッジの寿命】
歯科修復物の使用年数に関する疫学調査です。
簡単に言えば
「患者さんのお口の中に入れた被せ物や詰め物の耐久性は何年?」
ということです。
インレー(金属の詰め物) 約5.4年
クラウン(金属の被せ物) 約7.1年
ブリッジ(失った歯の両隣の歯を削って土台にしてつなぐ治療) 約8.0年
一生どころか、たったの5~8年です。
この患者さんはその後どうなったでしょうか?
ブリッジ治療をするために土台にした両隣の歯が痛みだしました。
もともと神経に近い部分まで大きく削り取ってしまっているので
痛みが出た段階ではもう「歯の神経を抜く」治療しかありません。
虫歯でもない健康な歯を
ブリッジ治療の土台にするからという理由で大きく削り取ってしまったため
失った歯の両隣の歯の神経まで抜くことになってしまったのです。
これは決して珍しい話ではなく
今日も日本中の歯医者さんであたりまえのように行われている治療です。
今、日本中の歯科医院で行われている歯科治療の8割は
過去に行った治療の再治療です。
つまり、治っているのではなく「再発」が当たり前。
そして「再発」した時には過去の治療よりも事態はもっと深刻になっているというのがあたりまです。
悪い部分を削って詰めて被せる
という治療を繰り返している限り、あなたは将来多くの歯を失ってしまうことになります。