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朝起きた時に寝た気がしない

このような症状でお悩みの患者さまの原因は下記の3つの原因が考えられます。

考えられる原因

(1)かみ合わせの悪さ

咬み合せが悪いことにより、夜寝ている間にギリギリと「歯軋り」が起こります。
歯軋りをしている時は極度な緊張状態にありますので、身体を寝ている間にリラックスさせることができず、朝起きた時に寝た気がしないと感じられることがあります。

(2)舌根沈下の場合

舌根沈下とは舌がのどの奥へ下がる現象です(舌がだら~んとの垂れ下がってしまっている状態)。
通常、人間の舌は適度に緊張し上あごにくっ付いたり、舌根沈下を起こさないようになっています。
通常睡眠中は誰でもそういう傾向がありますが、肥満で上気道軟部組織に脂肪沈着が多い・扁桃肥大・巨舌症・鼻中隔弯曲・小顎症といった条件が重なると、呼吸が出来ないくらいに上気道が閉塞してしまいます。
肥満や首がもともと短くて太い体型の方がなりやすく、いびきも発生しやくすなってきます。寝ている間に呼吸がうまくできていないので朝起きてもすっきりと寝た気がしないと訴えられることがあります。

(3)睡眠時無呼吸の場合

睡眠時に「無呼吸」になってしまっている場合にもいびきが発生しやすくなっています。
これは自分では以外に気がつきにくいので家族の方などに「いびきがひどい」「いびきをかく音が不自然」など指摘され気がつかれる方が非常に多いです。
また、寝ている間に呼吸がうまくできていないので朝起きてもすっきりと寝た気がしないと訴えられることがあります。
いびきに関してはストレスや過労など、様々な要因がほかにも考えられますがおもに歯科に関する原因をあげています

一般的な医院での応急、治療法

朝起きた時に寝た気がしない」、とご相談された場合、いびきに関する治療を専門で行われている医院さん以外では、その原因がどこにあるのか、歯科的な要因なのか、または内科的な要因なのかを見分けることができず、明確な治療法の提示をすることは困難かと思います。
睡眠時無呼吸が疑われる患者さまに対しては大学病院などの各研究機関へのご紹介、という形が一般的です。

吉本歯科医院の治療、考え方

朝起きた時に寝た気がしない」というお悩みでお越しになられた患者さまにはまず、その原因が歯科的な要因で起こっているのか、またはそうでないのかという点から探ってゆきます。

上記の(1)~(3)の原因のうち、全ての原因が当てはまる場合もあり、または鼻疾患、内科疾患だけが原因だったという場合もあります。
大切なことは、なぜそうなったか?ということをきちんとご説明したい、ということです。

この部分を治療を実際に受けられる患者さまにご理解頂けないとどんなにいい治療をしても原因を取り除かなくてはまた同じ症状が出てくるという悲しいことになってしまいます。

いびき治療に関しては、当院だけでなく、KKR高松病院睡眠センターとも連携を取り治療にあたっております。

「朝起きた時に寝た気がしない」━吉本歯科医院での治療法例

(1)歯科的なことが原因だった場合

スリープスプリント見本いびき治療の最初のファーストステップとして、歯科的治療の「スリープスプリント」をおすすめしております。
スリープスプリントは、簡単に言ってしまえば、寝るときに口の中に装着し、気道を確保する装置です。全身麻酔の際の気道確保にヒントを得て考案されたものです。
口に装着するだけでいいという簡便な装置ですが、治療器具ですので、医師の診断と指導を受ける必要があります。そのうえで、一人ひとりの口や顎の形、歯並びに合わせてスリープスプリントを作ります。

スリープスプリントは2~3回ほど来院していただくだけでできあがります。丈夫なアクリル樹脂でできていますので、歯の状態が変わらなければいつまでも使用でき、すでに5年以上使用されている方もおおぜいいらっしゃいます。

ところで、口の中に異物を入れるのですから、違和感があるのではないかと心配される方が多いかと思います。 しかし心配はご無用です。これまでの治療例でも、特別に神経質な人を除いて、違和感を訴える人はほとんどありませんでした。それよりも、ぐっすり眠れる喜びに感激される患者さまが多数おられました

(2)睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群が明らかに疑われる場合は、KKR高松病院睡眠センターでの検査をお受けいただくことをおすすめしております。

(3)歯軋り(咬み合せの悪さ)

現状を悪化するのを遅らせるためにマウスピースを作製します。
寝る時にマウスピースを付けて頂くことで歯の横揺れの力を防ぎます。

最後に

朝起きた時に寝た気がしない」と、お悩みの患者さまの原因は必ずしも一つであることは少なく、歯科的要因のほかに内科的な要因、または精神的なストレスなど患者さまによって原因はさまざまです。

まずはお口の中を実際に診させて頂き、パノラマレントゲン写真などで患者さまの顎の骨の状態、鼻の骨まで確認させて頂きます。
それぞれの原因によって原因除去、もしくは、現状維持、悪化の遅延を目的に治療方針を患者さまとご相談しながら行なってまいります。
必要であれば各研究機関、治療機関と連携し治療をすすめてまいります

「朝起きた時に寝た気がしない」という方は、当院までお問い合わせください

医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 TEL:087-818-1118 受付時間 9:15~17:30(日・祝日・水曜日休診)